子どもたちに、洲本の食や農業、公共団体や金融機関など、さまざまな仕事を体験してもらう「BRICK Kids 子どもとつくる洲本の未来」を開催しました。お金の大切さを学び、人と関わりながら地域を知る、イベントの様子をレポートします。

働くことを知り、お金の大切さを学ぶ。
今回は株式会社midicaさんをお招きし、木の子どもの貨幣「mocca(モッカ)」を活用したイベントを洲本市バージョンで開催いただきました。moccaは、子どもたちが仕事を体験し、働いた分がmoccaとなり、moccaを自分の好きなものや家族への贈り物に変えられるという仕組み。働くことやお金の大切さを学ぶことができます。

コモード56商店街の協力店舗のみなさんにご協力いただき、春休み中の3/24(月)からイベント当日まで、働く場所をご提供いただきました。SBRICKでもお仕事として、会場装飾となるガーランドの制作を子どもたちに依頼。イベント開催日までに、たくさん働いて、moccaを貯めてくれたお子さんもいらっしゃいました。

そして、今回のイベントで使われたmoccaには「竹」が使用されました。洲本市の地域課題ともなっている放置竹林をあわじ里山プロジェクトさまにご協力いただき、活用したものです。イベントで銀行窓口をご担当いただいた淡路信用金庫さまや、会場となったSBRICKのマークが刻印されました。

3/30(日)のBRICK Kidsでは、この貨幣を使って楽しめるマーケットを開催。当日は出店者さんのお店で働くこともできる上、mocca1枚100円として利用することができます。さて、当日の賑わいはどんな様子だったのでしょうか?
ちょっとドキドキ、働いてみよう!

BRICK Kidsの開催日までに商店街で何度も働いてくれた子どももいたそうで、オープン前には長蛇の列ができました。子どもたちが描いてくれたガーランドで、会場も元気いっぱいに彩られ、イベントがはじまりました。


まずは受付をすませて、求人からお仕事を探し。サンドイッチ屋さんに行こうかな?おべんとう屋さんにいこうかな?お仕事が決まったら、店長さんにご挨拶して、タスキをかけてお仕事スタートです!



島ショコラ Uminekiさんでは、呼び込みや商品の受け渡しを体験!大きな声で「いらっしゃいませ~」と、呼びかける姿に思わず大人たちもニコニコ。

こちらのお仕事は、みつばちの姿に変身してはちみつのドリンクの営業!ちょっと照れ臭そうに、いかがですか?と声かけする子どもたち。出店者さんたちも工夫をこらして、いろんな仕事を準備してくださいました。



森の木ファームさんは、自社のしいたけの販売のほかに、「森の木ファームの子ども相談室」を開催。大人たちの悩みに答える子どもたちならではのアンサーが注目の的で「素直だからなんか響くよね」と、大人たちからの反響がよせられていました。
街の中には、どんなお仕事があるかな?


BRICK Kids当日も、コモード56商店街の協力店舗さんで働くことができました。
こちらは器屋さんのムシュリークさん。お客様のお買い物袋に、器を描くというお仕事をご準備してくださいました。たくさんのお買い物袋が完成したようですね!

「普段なかなか子どもたちがふれることのない商品だから、どうなるかな?と思ってました。思った以上に働きにきてくれる子どもも多く、働いて貯めたmoccaで商品を買ってくれた子もいて、とてもうれしかったです。」と、ムシュリークさん。お店でじっくり器を見ながら絵を描いてみると、普段目にしたことのなかったものが見えてきたのかも。お買い物したモノを見て、今日のことを思い出してくれる日が来ると嬉しいです。

こちらはTOMMY COFFEE STAND さん。何やら真剣に取り組んでいる姿が見えますがどんなお仕事があるのでしょうか?

かわいいポスターに、5つのお仕事が紹介されています。

色鉛筆をつかって、ドリップバッグを描いているようです!デザインが採用されると、もしかすると商品になるかも!?ドキドキ、楽しみなお仕事です。

後ろ姿が愛しい兄弟が取り組んでくれたのは「商品をきれいに並べる」。キチンと揃えて棚に戻して。お客さんに商品を手に取ってもらうには、きれいに整えるってことも必要なんだな~と、勉強にもなります。

商店街を駆け抜ける子どもたち。あっちのお店で働いて、こっちで働いて、何買おうかな?なんてワイワイ。子どもたちが商店街を行ったり来たり、普段はなかなかない光景を垣間見ることができました。
ごほうびと交換しよう!
しっかり働いたら、小切手をmoccaに換金。

たくさん働いたらごほうび!となるのが大人ですが、働くことに夢中になって最後までmoccaを貯め続けていたお子さんもいたんだとか。

しあわせ島べんとう OBENTOSさんでお昼ごはんをお買い物。

森果樹園さんのジュースは、この日だけの特別なカウンターで受け取り!

子どもたち以上に、一緒に働いたり見守っている、大人たちの笑顔も輝いていた一日でした。自分の住む町、洲本市にはおもしろい大人がいたり、いろんな仕事があることを、イベントを通じて少しでも感じていただけていたら嬉しいです。
イベントに多大なるご協力をいただいた協力店舗のみなさま、ありがとうございました。
🟡マーケットに出店いただいたみなさま
- 淡路信用金庫
- 洲本ガス
- PURARE:
- 森の木ファーム
- OwlColor
- B&T VietCafe
- しあわせ島べんとう OBENTOS
- 島ショコラUmineki
- 特定非営利活動法人環境整備ネット よき
- AWAJI JOURNEY HUB
- 森果樹園
- 訪問フットケア あしのおと
- ひさのま
- ない屋さん