島と人を紡ぎ、人と人を紡ぐ場所
淡路島・洲本市の玄関口、洲本バスセンターから見える、趣味わいのある赤レンガ造りの大きな建物。
かつて紡績工場としてまちの発展を支え、美術館として文化を発信してきたこの建物は、2021年にSBRICKと名前が変わり、交流拠点に生まれ変わりました。
洲本のゆたかな食を楽しめるエリア、子どもたちが自由に遊べるエリア、創作意欲を満たすクラフトエリアに、コワーキングスペース。
「食べる」「あそぶ」「楽しむ」「はたらく」がぎゅっと詰まった建物は、地域の皆さまも、観光に訪れた方も、気軽に立ち寄り楽しめる場所です。また、SBRICKが主催するイベントや、様々な活動をする方が催すイベントやワークショップも定期的に開催しています。
海も、山も、ゆたかな自然に囲まれた島の風景。SBRICKは、島と人、そして人と人を紡ぎ、日々の楽しみを紡ぎ出す場所であり続けることを目指しています。
HISTORY これまでの歴史
1900-1937
明治33年 – 昭和12年
鐘紡洲本支店発足、生産規模の拡大
1889(明治22)年に設立した、鐘淵紡績株式会社。(以降「鐘紡」)
1900(明治33)年に、鐘紡が淡路紡績を吸収合併して淡路島に進出し、鐘紡洲本市店が発足。
1907(明治40)年には、洲本川の付け替え工事に合わせて、新しい工場の建設を望む運動が起こり、1909(明治42)年には、第二工場の操業がスタート。
その後も第三工場、第四工場、第五工場、共同宿舎、女学校などが次々とつくられ、1937年には紡績機は12万台を超える生産規模になりました。
1939-1945
昭和14年 – 昭和20年
戦時下における労働力不足、軍服を作る軍需工場に
戦時下において、工場の労働力不足や金属不足に陥り、第一工場が運転休止に。第二〜第四工場も、数多くの生産機械の運転がストップ。
その後、原綿の補給が困難になり、生産は軍需製品のみに。1943(昭和18)年には、厚生大臣指定労務調整工場となり、海軍車軍需局の利用工場として、軍服を生産。
1945(昭和20)年8月の終戦により、軍需関係の工場は操業停止に。外地の工場や事業場のほとんどを喪失。その後、手持ちの原綿を使用し、民需用の粗布生産に切り替えます。
1946-1977
昭和21年 – 昭和52年
洲本工場復元、鐘紡傘下最大の紡績工場に
兵庫県令により物資生産工場(紡績)に指定され、鐘淵紡績株式会社洲本工場に社名を変更。
1948(昭和23)年11月、洲本工場の復元式が行われ、1950(昭和25)年に、鐘紡傘下最大の紡績工場に。その後、工場の近代化が進みます。
1977(昭和52)年に、鐘紡株式会社から綿事業が分離独立し、カネボウ綿糸株式会社が発足。カネボウ綿糸株式会社洲本工場に社名変更します。
1978-1994
昭和53年 – 平成6年
綿糸工場縮小と電子部門への移行
オイルショックなどの影響から、徐々に規模が縮小。
1978(昭和53)年に、カネボウ洲本工場の一画を売却し、その後、綿糸工場のコンパクト化が進みます。
1985(昭和60)年5月、三菱電機との合併により、カネボウ電子株式会社が設立。
1987(昭和62)年4月、87年の紡績工場としての役割を終え、電子部門に移行します。
1995-2007
平成7年 – 平成19年
鐘紡洲本進出100周年と共に、次のステージへ
1995(平成7)年、新都心ゾーン整備構想7つのゾーンのうち、公共施設誘致ゾーンの一角としてカネボウ塩屋社宅解体跡地を売却。同11月、ミュージアムパークアルファビアがオープン。(アルファビアは2000年に閉館)。
1996(平成8)年11月、淡路ごちそう館御食国がオープン。
1998(平成10)年、生産数量が大幅減少。新都市ゾーン計画に伴い、旧・綿紡工場が解体。
2000(平成12)年1月、鐘紡が洲本に進出して100年を迎えたのち、2007(平成19)年、完全撤退。経済産業省の「近代化産業遺産リスト」に登録されます。
2021-
令和3年 – 現在、そしてこれから
受け継がれた歴史と共に、複合施設「S BRICK」に生まれ変わる
島と人を紡ぎ、人と人を紡ぐ場所
淡路島・洲本市の玄関口、洲本バスセンターから見える、趣味わいのある赤レンガ造りの大きな建物。
かつて紡績工場としてまちの発展を支え、美術館として文化を発信してきたこの建物は、2021年にSBRICKと名前が変わり、交流拠点に生まれ変わりました。
洲本のゆたかな食を楽しめるエリア、子どもたちが自由に遊べるエリア、創作意欲を満たすクラフトエリアに、コワーキングスペース。
「食べる」「あそぶ」「楽しむ」「はたらく」がぎゅっと詰まった建物は、地域の皆さまも、観光に訪れた方も、気軽に立ち寄り楽しめる場所です。また、SBRICKが主催するイベントや、様々な活動をする方が催すイベントやワークショップも定期的に開催しています。
海も、山も、ゆたかな自然に囲まれた島の風景。SBRICKは、島と人、そして人と人を紡ぎ、日々の楽しみを紡ぎ出す場所であり続けることを目指しています。