2024年10月、SBRICKに施設案内を増設しました。SBRICKを中心に広がる洲本の街の歴史や魅力をより詳しく伝える案内が設置されています。
洲本にヒーローがやってきた!
今回の看板は、神戸市を拠点にされている株式会社デザインヒーローさんにお願いしました。神戸市民に防災情報を伝えるための広報物「くらしの防災ガイド」のデザインや、子どもの創造教育に関わるなど、携われてきた仕事には、地域に根付いたものが多くみられます。
また、デザインヒーローさんが事務所を構えられているのは、デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITO(キイト)です。KIITOは、SBRICKと同じく「糸」にまつわる施設を改修した場所。
互いに活動する地域は異なりますが、SBRICKが目指す「島と人の交流拠点」の想いと重なりあう部分が多く、今回案内制作をご依頼することとなりました。
制作いただいたのは、クラフトベースやキッズベースの詳しい案内、SBRICK中心に広がる街の歴史紹介、施設運営やイベントにご協力いただいたアーティストやお店の紹介、さらにそのスペース全体のデザインまで。もともとのSBRICKのテーマカラーだった、白と黒を活かしながらやわらかな印象の案内を制作いただきました。
街の歴史がわかる、新しいシンボル
SBRICKの入り口を入ってすぐ左側に設置されたのは、建物が歩んできた歴史紹介です。SBRICKの建物は、1909年に紡績工場として誕生。時代の移り変わりとともに役割を変えながら100年以上使用されてきました。
SBRICKの歴史は、言わば洲本の街の歴史を意味します。地元のみなさんも見たことのないような、何十年も前の姿を紹介しています。壁から一歩離れてみると、SBRICKのロゴマークを模したようになっているのもポイントです!来館されるみなさんが立ち止まり、少しでも興味をもっていただけたらうれしいです。
SBRICKから広がる、新しいつながり
SBRICKは、これまで島内外のたくさんの方に支えられて施設を運営してきました。3カ月ごとに入れ替わるCRAFT ARTIS(クラフトアーティスト)や、洲本フェスタにご協力いただいたみなさまなど、数えきれないほどのみなさんが関わってくださっています。
そこでこれまで関わってきてくださったみなさんを紹介するスペースもつくりました。CRAFT ARTISの紹介や、CRAFR BASE(クラフトベース)の材料を提供いただいたCRAFT MATE(クラフトメイト)のみなさま。イベントにご協力いただいた方をBRICK MATE(ブリックメイト)として紹介しています。
もしかすると、みなさんがご存じのお店が飾られているかもしれません。知らなかったお店やアーティストさんに出会える場にもなればと思います。
さらに、PLAYFULL Lab.やKIDS BASE(キッズベース)の案内板も新しくバージョンアップ。これまでご紹介しきれていなかったコンセプトなどが目で見てわかるようになりました。
制作を担当してくださったデザインヒーローの和田さんと滝沢さんは「SBRICKのみなさんとご相談しながら、案内の内容が変わっても更新しやすいようにデザインしました。」「今よりもっとSBRICKに関わる方が増えていったときにも、コンセプトやネットワークを正しく伝えるための手助けとなれば幸いです!」とのこと。
これからも“島と人、人と人を紡ぐ交流拠点”として、このボードがみなさんに役立っていけばと思います。